うなぎのねどこ

かきこみぐちぐち

ライスポット

ライスポットなるものを購入した。http://www.miyazaki-ss.co.jp/products/rice_pot/
炊飯鍋というものなのだが。

前日といってもかなり前だな、2月の中旬頃、冬の北陸を見てこようと金沢・七尾に旅行してきた。旅行自体は半分期待はずれで、雪の金沢とか雪の七尾を期待していたのだけど、そもそも金沢・七尾は基本的に暖かく、それほど雪は積もらないのだそうだ。
まぁ東京とかに比べれば寒いし雪はあるけど、いかにも雪国!っていうような景色にはならないらしい。基本的にはね。輪島とか奥能登に行くと状況が違いのかも知れない。

以前、金沢・輪島と回った時、食事の際に食べたご飯が美味しくて、それ以来石川のお米ファンになっており、石川方面に行く際には必ずお米を大量に買ってくることにしている。
東京でお米お買うと、専門店に行けば各地のお米を買えるのかもしれないけど、近所のスーパーでは東日本産のお米ばかりで、石川のお米なんてぜんぜん売っていない。
震災後の混乱で東日本産のお米が流通に乗らなかったときに、1回だけ石川のお米が売られていたことがあるくらい。もちろん買ったけどね。

え~と。その2月に金沢行った際にもお米を買ってきたわけだけど、今回は下調べして、農協の直売所回って、精米したてのお米、それもブランド米を買ってきたのだ。
ブランド米といっても全国的なものではないんで、それほど高いものでもないし、精米後数週間で味は落ちてくるらしいんで、今頃消費しているのもなんだと思うけどね。まぁその程度の非常にライトなファンだということ。

さて、お米買ってきて、米袋残っていたお米も消費し終わったので、早速美味しいと思われる石川のお米を電気炊飯器で炊いてみたのだけど、そうさね3月に入る頃だったけかね、これが思ったほど美味しくない。
まぁ、美味しいご飯を炊くための特別な処置をやったわけではないんで、当然なのかも知れないけど、でも美味しいご飯って普通に炊いても美味しいじゃないですか…
美味しいご飯って、口に入れる前から甘くて。香りが良いとかとは違うんだよなぁ、お茶碗によそったご飯の香りは美味しそうな香りではあるけど、甘い香りではないと思う。ご飯から立ち昇る湯気が甘いってな感じ? そして、口に含むとその甘みが実感として口中に広がる感じがするのだけど、期待をこめた石川のお米はそういった感動が無かった。

いや、実際冷めてから食べても十分以上に美味しいんで、お米自体は美味しいお米だというのは分かる。
ならば犯人は炊飯器か? この炊飯器、いつ買ったかもう完全に忘れているほど昔に買っていて、当時厚釜が売り文句だったんだけど、お釜も表面処理が所々剥げているという年代物。
最新の炊飯器で炊いたご飯は美味しいって聞くし、そろそろ買い替え時なのだけども、何の故障も無いのに買い換えるのは抵抗がある。

でも美味しいご飯を、美味しいお米があるうちに食べたい!
と考えていたところに、炊飯鍋というものが現れたわけだ。

いや~ 前置きがめっちゃ長くなったぞ…

で、そのライスポットなる炊飯鍋を買った。

早速炊飯をしてみることに… 始めは勝手が分からないので、説明書に書いてある通り?にした。
説明書には米をといで30分浸水して、中火にかけて10分位で沸騰するのでそこで弱火にして12分、の後20分蒸らしとある。

実際米といて、30分浸水して、中火にかけると5分ほどで沸騰してしまった! 吹きこぼす訳にも行かないので弱火に変更。キッチンタイマーを12分にセットしてみるも、12分後まだかなり蒸気が出ている。
とりあえず蒸気が良い感じになるまで弱火続行として、5分ほどで蒸気の出が少なくなった。というか水気の少ない蒸気が出てくるようになった? なんかすごく矛盾した表現なんだけど、そんな感じになったので火を止めて20分放置。
20分後鍋の蓋を開けると、一応ご飯として炊けてはいるみたい。ただ美味しそうてな感じではない。
しゃもじを入れてかき回すも、2合用の鍋だと小さくてかき回しづらい。ご飯が鍋にこびりつくことなく、おこげは薄らと色づくほど。

一口食べてみる… うむ、美味しくない… 金属か洗剤か科学物質の味がする…
一応ご飯を炊く前に、食器洗剤で洗って水を半分ほど入れてひと煮立ちさせたのだけど、十分でなかったかな?
さらに、芯はないものの、ご飯が微妙に硬い。水が少なかったといった硬さで無く、火が通りきっていないような硬さ。芯に向かって硬くなっている感じ…
あと、おこげというか、おこげ未満のおこげ味が慣れなくて減点対象。
冷えてから、電気炊飯器に残っていた冷や飯と食べ比べをしたけど、どちらも変わらず。おこげ味があるかないかの差しかない…

この鍋買ったの失敗…!?

翌日リベンジ。
とりあえず火がちゃんと通るように今度は工程ごとに時間を決めるのではなく、25分間火を入れることを目標とする。後、浸水時間を1時間に延長。
米といで、1時間浸水させて、まずは中火で、5分程で沸騰してくるので弱火にして、そこから5分くらいでさらに弱火にへ。うちはIHなので火加減7→4→3てな感じ。
25分過ぎて、まだ蒸気が湿っぽかったので弱弱火で続行。3分ほどで蒸気が乾いてきたので、火を止める。後20分蒸らし。

今度は上手く炊けたかなと蓋を取ってみるも… 微妙。かき回してみると、前回よりはやわらかく炊けた感じ。一口食べると、まぁ次第点かな? でも電気炊飯器で炊くのとあまり差が出ず。逆におこげ味がやっぱりあってちょいとマイナス点。

なんか、手間掛かる割には思った程味に差が出ない?
それともお米がそもそも美味しくない? いやぁ、冷めたご飯食べても十分甘くて美味しいお米だから、そんなことは無いはず…
安いお米だったらもっと差が出るのか知らん?